42 翻訳劇をどう演じるか

定員20名
要予約【高校生以上】
1月26日(土)
13:00―16:00
《409》

海外戯曲を日本語で違和感なく演ずるためにはどんな方法があるか、体験しながら考えよう!

講師:松本 修

海外の戯曲を上演するときに感じる違和感というものがありますね。その国の人はそんな時、そんな風に反応したり、そんな言葉遣いをするのかもしれないけれど、専ら日本語をしゃべる私たちからすると「ちょっと恥ずかしい」とか「ぜったいにそんな受け答えはしない」とか。あるいは英字新聞の横文字に目線を走らせながら、日本語で記事を読み上げるのって、ヘンじゃない?と思ったり……。
でも、それらすべてを止めてしまい、日本化してしまう、つまり日本風に置き換えてしまうというやり方はどうなんでしょう?違和感はなくなるけど、こんどは舞台から伝わるものが原作の世界観とか主題からズレてしまう、なんてことが起こるかもしれません。
これまで数多くの海外戯曲をある時は解体・再構成して、ある時は原作そのままに上演してきた松本修とMODE。その手法を少しばかり体験しながら、いくつかの戯曲や記録映像に触れて、「海外戯曲の楽しみ方」を探ってみましょう。

松本修 (演出家、MODE主宰、近畿大学教授)